第2管区海上保安本部 新本部長「現場力さらに高める」

今月、新しく着任した第2管区海上保安本部の長井総和本部長が記者会見し、「多岐にわたる業務を遂行するため、現場力をさらに高めていく」と抱負を述べました。

長井本部長は兵庫県出身の54歳。
海上保安庁総務部の参事官などを経て、先月末まで国土交通省で大臣官房審議官を務めていました。
5日の会見で長井本部長は、「人命救助や犯罪捜査など、多岐にわたる業務を確実に遂行するためには、現場力をさらに高めることが重要だ」とした上で、「若手職員の成長なくして体制強化はない」と述べ、若手職員の育成に力を入れる考えを示しました。
また、東日本大震災への対応について「まだまだ震災への対応は終わっていない。地域の声に寄り添いながら、さらにしっかり対応しなくてはならない」と述べました。
その上で「東日本大震災を経験した管区として、震災を経験していない職員に当時の活動を伝承しながら、自然災害への備えを万全にしていきたい」と述べました。