仙台空襲からまもなく79年 仙台市で6日から特別展

太平洋戦争末期の「仙台空襲」から今月10日で79年となるのにあわせ、6日から仙台市の戦災復興記念館では関連資料を集めた特別展が開かれます。

昭和20年7月10日の未明、仙台市内はアメリカ軍の空爆に襲われ、およそ1400人が亡くなりました。
「仙台空襲」から今月10日で79年となるのにあわせ、仙台市の戦災復興記念館では6日から特別展「戦災復興展」を開くことになりました。
特別展では東北大学に関連する展示コーナーも設けられ、仙台空襲で、当時の川内の大学構内のうち、およそ40%の建物が焼け、8人の学生が亡くなったと、学生の回想手記とともに紹介されています。
また、アメリカ軍が、仙台の人口や航空写真などの資料を事前に集め綿密に空襲を計画していたとする研究資料が展示されています。
展示内容を取りまとめた仙台・空襲研究会の新妻博子さんは、「自分たちの街で空襲があったと知って欲しい」と話していました。
「戦災復興展」は、仙台市の戦災復興記念館で今月14日まで開かれ、期間中、土曜日や日曜日を中心に空襲の体験者による証言会などが行われる予定です。