全国高校野球宮城大会 組み合わせ決まる 開幕は来月6日

来月6日に開幕する全国高校野球宮城大会の組み合わせ抽せんが名取市で行われ、参加する66校、59チームの初戦の相手が決まりました。

組み合わせ抽せんでは、複数の学校でチームを作る連合チーム3つを含めた59チームのキャプテンがくじを引いて、初戦の相手を決めました。
夏の全国高校野球でおととしは優勝、去年は準優勝を果たした仙台育英高校は春の県大会で優勝したため第1シードとなり、日程が順調に進めば、来月13日に松島高校と白石高校の勝者と対戦します。
仙台育英高校のキャプテン、湯浅桜翼選手は「対戦相手よりも、自分たちの野球をやることが大事だ。去年、先輩たちにすばらしいものを見せてもらったので、その伝統を後輩たちに引き継げるように頑張りたい」と話していました。
春の県大会で準優勝し、第2シードの仙台城南高校は、来月13日に石巻高校と登米総合産業高校の勝者と対戦するほか、ことし春のセンバツ高校野球の「21世紀枠」の東北地区の候補校となりながらも選ばれなかった仙台一高は、来月10日に仙台三高と対戦します。
また、選手宣誓は、古川学園高校のキャプテン、青沼佑眞選手が務めます。
全国高校野球宮城大会は、来月6日に開幕し、21日に準決勝、23日に決勝が仙台市にある楽天モバイルパーク宮城で行われる予定です。
県高校野球連盟では、ことしは熱中症への対策として、球場の暑さ指数が「33」を超えた場合、翌日以降に打ち切った時点から再開する「継続試合」とするなどの対応を取ることにしています。

【今春のセンバツ「21世紀枠」候補 仙台一高のキャプテンは】
仙台一高のキャプテン、小川郁夢選手は「初戦の仙台三高との試合が山場になるが、自分たちの野球をすれば大丈夫だと思う。甲子園に出ることだけを考えてここまでやってきた。チームの強みを最大限に出して一戦必勝で夏の甲子園を目指したい」と意気込んでいました。

【開会式で選手宣誓 古川学園のキャプテンは】
選手宣誓を務める古川学園高校のキャプテン、青沼佑眞選手は「楽しみという気持ちが一番にあふれてきた。ことし1月に起きた能登半島地震の被災地の人たちなどいろいろな人に勇気や感動を届けられるような選手宣誓をしたい」と話していました。
また、第5シードで臨む大会に向けては「変な雰囲気に流されず、自分たちの野球をして勝てるように頑張りたい」と意気込んでいました。