多賀城創建1300年 記念の弁当完成 古代米など盛り込む

ことし多賀城の創建から1300年を迎えたことにあわせて、地域の特産の古代米や東北の食材を盛り込んだ記念の弁当が完成し、18日、披露されました。

「みちのく 多賀城 美しもの弁当」は、多賀城がことし創建1300年を迎えたことから、記念になるものをつくりたいと民間事業者が多賀城市に呼びかけて実現しました。
18日は関係者が集まって試食会が開かれ、弁当を企画した事業者を代表して「食のみやぎ応援団」の遠藤伸太郎代表理事が「地域の食を通じて多賀城の魅力を全国に知ってほしいと思い企画した。地域の食材をふんだんに使ったので楽しんでほしい」とあいさつをしました。
弁当には、多賀城市特産の古代米のごはんや、宮城県産の銀ざけの塩焼き、名取市閖上産のしらすグラタンなど東北の食材を盛り込んだおかずが入っています。
また、弁当を包んでいる紙の裏には多賀城南門の復元のほか、和歌に多く詠み込まれる名所が多賀城周辺にあることなどが記載されていて、多賀城の歴史や文化を知ることができます。
試食した参加者は「開けたときの彩りがきれいで紙にも歴史について書かれていて楽しい。古代米など多賀城の特産を知ってもらえる機会だと思う」と話していました。
この弁当は1個1500円で、今月20日からJR仙台駅構内にある売店などで販売されます。