仙台一高 二高 三高が野球の交流戦 優勝したのは?

宮城の高校野球では夏の甲子園に出場実績のある仙台一高と仙台二高による定期戦が明治33年から続いていますが、そこに仙台三高も加わっての交流戦が仙台市民球場で行われました。

一高と二高、それに三高による交流戦は、歴史のある3つの公立高校が切磋琢磨して夏の大会につなげようと、2年前に始まりました。
しかし、2年前は雨でノーゲームになり、去年は、春の東北大会に出場した一高が参加できませんでした。
3年目に初めて3つの高校が参加しての交流戦が実現しました。
開会式で三高のキャプテンの佐々木雅人選手が「私たちが宮城の高校野球を引っ張っていけるようにお互いに全力で戦うことを誓います」と宣誓しました。
試合は、総当たりで対戦し、場内アナウンスは各学校のマネージャーが担当しました。
スタンドでは、試合に出ていない選手たちがどちらの学校も応援しようと、それぞれの学校の攻撃に合わせてスタンドを行き来してお互いに応援しあいました。
第1試合は、三高が二高に13対1で勝ち、第2試合は一高が二高に12対1で勝ちました。
第3試合で一高が三高に3対1で競り勝ち、ことしの優勝校になりました。
一高の小川郁夢主将は「優勝できてよかった。文武両道をめざす3つの学校の交流戦も伝統にしていきたい」と話していました。