【独自】大衡村の半導体工場、建設予定地を拡張

大衡村にある、台湾の大手メーカーなどによる半導体工場の建設予定地が、当初の計画から一部拡張されたことが関係者への取材でわかりました。着工は当初より遅れ、2025年中に始まる予定です。

ネット金融大手の「SBIホールディングス」と台湾の半導体大手「PSMC」は、大衡村にある「第二仙台北部中核工業団地」に、共同で半導体工場を建設する予定です。
関係者によりますと、当初、16.8ヘクタールの敷地に工場など主要な建物を2棟建設する予定でしたが、敷地を見直した結果、予定地は1割程度広い18.8ヘクタールに拡張されたということです。
これに伴って、工場の再設計に時間がかかることなどから、ことし後半に予定されていた工事の開始は来年・2025年中に遅れることになりました。
ただ、工場の稼働については、当初の予定通り2027年から変更はないとしています。
さらに、このところの人手不足や資材の値上がりの影響で建設費用も増加し、総投資額は当初予定していた8000億円以上から、少なくとも9000億円以上に増える見通しだということです。