去年出版の児童書2000冊展示 宮城県図書館で9日まで

子どもたちにもっと読書に親しんでもらおうと、去年出版された児童書およそ2000冊を自由に読むことができる催しが宮城県図書館で開かれています。

仙台市泉区にある宮城県図書館で開かれている催しには、去年国内で出版された絵本や図鑑などの児童書から図書館の職員が選んだおよそ2000冊が並べられ、訪れた人たちは自由に読むことができます。
本を選ぶ際の参考にしてほしいと宮城県ゆかりの作家の作品には黄色のしおりが、東日本大震災関連の本にはピンクのしおりが挟んであります。
このうち、仙台市在住の作家、佐々木ひとみさんの作品「ぼくんちの震災日記」は震災直後の家族のストーリーが子どもの視点で描かれています。
巻末にはカセットコンロなどの防災用品も紹介されていて、子どもたちが震災や防災を学ぶきっかけにしてほしいとしています。
会場にある本は館内の「子ども図書室」で借りることもできるということで宮城県図書館の藤田寛子さんは「絵本から知識の本までたくさん集めているので、あすからの連休、家族で来て楽しんでほしい」と話していました。
この催しは宮城県図書館の1階エントランスで、休館日の今月7日を除いて今月9日まで開かれています。