修学旅行のしおり 教員が紛失 生徒のアレルギー情報も

仙台市教育委員会は、今月行われた市内の中学校の修学旅行中に、一部の生徒のアレルギーの情報などが入った「しおり」を教員が紛失したと発表しました。
現時点で情報の流出は確認されていないとしています。

発表によりますと、泉区にある市立中学校が行った関西方面への修学旅行で、帰り道の今月16日、生徒を引率していた40代の女性教員が、東京駅の新幹線ホームで修学旅行のしおりを紛失したことに気づきました。
紛失したのは教師用と生徒用のしおり、それぞれ1冊で、学校名や学年、生徒184人の氏名のほか、17人の生徒のアレルギーの情報と緊急連絡先が書かれていたということです。
教員は、ただちに管理職に報告し、東京に向かう東海道新幹線の車内に置き忘れた可能性もあるとして、JRに問い合わせたものの、25日時点で見つかっていないということです。
現時点で情報の流出は確認されていないとしています。
学校では、23日と24日、生徒と保護者に対して文書や電話で謝罪したということです。
市教育委員会の松川真也次長は「生徒や保護者には多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心からおわびする」と陳謝しました。
市教育委員会は今後、すべての市立の学校と幼稚園に対し、個人情報の取り扱いについて改めて注意喚起を行い、再発防止を図ることにしています。