仙台市科学館の常設展がリニューアル 26日オープンへ

仙台市の科学館で、改修工事のため休止していた常設展が、26日、リニューアルオープンすることになり、関係者向けの内覧会が開かれました。

仙台市青葉区にある「スリーエム仙台市科学館」では、展示物の老朽化に伴う改修工事で、去年10月から4階の常設展示室の公開を休止していましたが、26日、半年ぶりにリニューアルオープンします。
これを前に25日、関係者向けの内覧会が開かれました。
常設展は2つのエリアで構成され、このうち「宮城・仙台の自然」のエリアでは、宮城県のものを中心とした動植物の標本など1700点余りのほか、仙台市内を流れる広瀬川を上流から下流にかけてドローンで撮影した映像を、扇風機の風を受けながら臨場感たっぷりに楽しめるコーナーが設けられています。
また「科学の探究」エリアでは、自転車のペダルをこいで発電したり、てこの原理でおもりを持ち上げたりしながら科学の原理・法則を学べるコーナーが整備されました。
このほかにも、カルシウムやナトリウムなどの実物の標本が並んだ全国的にも珍しい元素周期表も新たに展示されています。
科学館の加藤民夫館長は「実際に見て、触って、楽しみながら学べるよう展示を工夫している。科学の面白さを存分に堪能してもらいたい」と話していました。