“遺児たちの進学の支援を” 仙台であしなが学生募金

病気や災害などで親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが学生募金」が20日から始まりました。

「あしなが学生募金」は病気や事故などで親を亡くしたりした子どもたちを支援するもので、毎年4月と10月に大学生や高校生などが全国各地で街頭で募金を呼びかけています。
このうち宮城県では仙台市内の3か所で行われ、JR仙台駅前の高架型の歩道「ペデストリアンデッキ」でおよそ20人の学生たちが「ご協力をお願いします」などと声を上げていました。
あしなが育英会によりますと、高校に進学する遺児を対象にした奨学金の申請者はことし、全国で過去最多となる1800人に上りましたが、資金が足らず、半数以上の生徒が受け取れなかったということです。
母子家庭に育ち、母親が病気がちで、祖父母の支援を受けてきたという大学4年生の西村花音さんは、「奨学金のおかげで毎日アルバイトをしなければならない生活から抜け出せました。経済的にも精神的にも助けられています」と話していました。
募金活動はあす21日と、来週の土日も正午から午後6時まで、仙台駅前と仙台市の2つのデパートの前で行われます。