消費者物価指数 仙台市昨年度3.5%上昇

家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる2023年度の平均の消費者物価指数は、仙台市では生鮮食品を除いた指数が前の年度より3.5%上昇しました。
年度平均の上昇率が3%台になるのは2年連続です。

総務省によりますと、昨年度・2023年度1年間の平均の消費者物価指数は、仙台市では天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が前の年度より3.5%上昇しました。
上昇率は前の年度より0.1ポイント縮小しましたが、2年連続で年度平均が3%台となり、高い水準が続いています。
上昇の主な要因は食料品の値上がりで、「生鮮食品を除く食料」は8.5%上昇しました。
具体的な品目では▽牛乳や卵、バターなどの「乳卵類」が15.0%、▽食用油や乾燥スープなどの「油脂・調味料」が10.4%、▽弁当や冷凍食品などの「調理食品」が9.8%、▽お茶やコーヒー、炭酸飲料などの「飲料」が9.0%それぞれ上昇しました。
このほかの身近なものでも値上がりが続いていて、▽ティッシュペーパーなどの「家事用消耗品」は11.2%、▽マスクや紙おむつなどの「保健医療用品・器具」は11.0%、▽「下着類」は9.4%それぞれ上昇しました。
一方、政府の負担軽減策などを受けて▽「電気代」が12.1%、▽「ガス代」が10.0%それぞれ下落しました。