1皿100円カレー 学食で提供 東北工業大学

物価高の影響などで食費の負担が増えるなか、仙台市の大学が1皿100円のカレーを学食で提供する取り組みをことしも始めました。

これは、学生たちの家計を少しでも支援しようと、仙台市太白区にある東北工業大学が2
年前から「100円カレーDAY」と名付けて、年間40日限定で不定期で行っている取り組みです。
今年度も17日から始まり、八木山キャンパスの食堂では、通常、並盛り350円のポークカレーが100円になり、昼時には多くの学生が列を作ってカレーを注文していました。
また、並盛りで足りない学生には200円出すと並盛りの1.5倍から2倍の量にできるということで、多くの男子学生が大皿に盛られたカレーを味わっていました。
大学によりますと、この取り組み、対面授業が増えて学食を利用するようになった学生の間で年々人気が高まっていて、初日の17日は過去最多のおよそ1300食が提供されたということです。
大学3年の男子学生は「福島から通っていてアルバイトもしているが、食費が抑えられるのはうれしいです」と話していました。
東北工業大学教務学生課の目黒裕二課長は「1人暮らしを始めた新入生のなかには、まだ生活に慣れず、食事まで手が回らない学生も多いと思う。数量限定ではないので多くの学生に利用してもらいたい」と話していました。