仙台空港旅客数コロナ前に 国際線は民営化後2番目

昨年度、仙台空港を利用した旅客数はおよそ355万人と新型コロナの流行前の水準まで持ち直し、なかでも国際線は空港が民営化された2016年以降で、2番目に多くなりました。

仙台国際空港によりますと、昨年度、仙台空港を利用した旅客数はおよそ355万人で前の年度より27%増えました。
このうち国際線は、北京やソウルと結ぶ定期便が再開するなど、新型コロナによる影響がほとんどなくなったことを受け37万人余りとなり、2016年に民営化されて以降2番目に多くなりました。
また、国内線も317万人余りと前の年よりおよそ14%増え、いずれも新型コロナの影響が広がる前の水準まで回復しました。
空港の運営会社は、今年度はバンコク行きの定期便を再開させるなどして国際線を中心に旅客の増加を図り、国内線と国際線をあわせた旅客数を、民営化以降で最多の379万人台にしたいとしています。
仙台空港を運営する仙台国際空港は「旅客数は順調に回復している。今年度は、県内で半導体工場の着工が始まり、台湾と行き来するビジネス客の需要が増えることも期待出来るので、さらなる増加を目指したい」と話していました。