地震の被害なし“半導体工場計画は予定どおり” 知事

台湾の東部沖で起きた地震を巡って、宮城県の村井知事は、大衡村に進出する予定の台湾の大手メーカーなどの半導体工場について、地震による被害はなく計画は予定どおり進められると明らかにしました。

台湾の東部沖で今月3日に起きた地震について、村井知事は8日の定例の記者会見で、「被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げます」と述べました。
台湾を巡っては、ネット金融大手の「SBIホールディングス」と台湾の半導体大手「PSMC」が共同で、半導体工場を大衡村に建設する予定で、3年後の稼働を目指して、ことし後半にも工事が始まる見通しです。
これについて村井知事は「正確なことはわからないが、担当のほうから確認をしたところ、被害はないということと、宮城県での工場についても予定どおり計画をしているということだった」と述べ、関係企業からは地震による被害はないという報告を受けたとして、計画は予定どおり進められると明らかにしました。
また、県は、台湾から東日本大震災の際義援金やレスキュー隊員の支援なども受けていたということで、村井知事は、8日から県庁1階に募金箱を設置して支援への協力を呼びかけました。