“東日本大震災の恩返し” 女川町で集めた募金を能登へ

13年前の東日本大震災で受けた支援の恩返しをしたいと、女川町の住民から寄せられた募金が能登半島地震の被災者へ送られました。

4日は、募金を呼びかけた女川町区長会の阿部求会長が町の社会福祉協議会を訪れ、高橋孝信会長に募金を手渡しました。
この募金は阿部さんが13年前の東日本大震災で当時、多くの人から受けた支援の恩返しがしたいと能登半島地震の被災者に向けて町の社会福祉協議会と呼びかけました。
ことし1月末に募金袋が町の全世帯に配布され、1か月余りでおよそ55%にあたる1469世帯から140万円を超える金額が寄せられました。
募金は宮城県共同募金会を通じて石川県の被災者に送られるということです。
阿部さんは、「13年前の私たちが感じたことや大変だった思いを石川の人たちも感じているのではと思ったので応援したいという気持ちです。一日でも早く復興できるように生活の一助にしてほしい」と話していました。