4月3日は「読み聞かせの日」 ポイントは 本の選び方は

4月3日は数字の語呂合わせで「読み聞かせの日」とされています。
利府町の図書館では、乳幼児に絵本の読み聞かせが行われました。

読み聞かせが行われたのは利府町文化交流センター「リフノス」にある図書館で、3日は生後10か月から3歳ぐらいまでの乳幼児とその保護者あわせて21人が参加しました。
そして、ボランティアや図書館の職員がゾウやライオン、パンダなどさまざまな動物が登場する作品や、フライパンやスプーンなど身近なものの音を楽しむ作品など5冊の絵本を読み聞かせていました。
この図書館では、幼いころから本に親しんでもらおうと、毎週水曜日に乳幼児向けに、毎週土曜日に未就学児や小学校低学年の児童向けに絵本の読み聞かせを行っています。
生後10か月の男の子の20代の母親は「息子は毎回、楽しそうに聞いているので毎週通っています。絵本の読み聞かせを通じて早く言葉を覚えて欲しい」と話していました。
読み聞かせボランティアの1人、郷右近正美さんは「子どもたちと一緒に楽しむことを心がけています。本が好きで優しい子に育ってほしいです」と話していました。

【絵本の選び方や読み方は?】
利府町図書館で児童書を担当している中村優子さんに乳幼児向けの絵本の選び方や読み聞かせのポイントについて聞きました。
【絵本の選び方】
まず、言葉がわからない段階の子どもには、言葉を音として楽しむ擬音語などを使った作品がおすすめだとしています。
そして、少し言葉を覚えてきたら、食べ物や動物など子どもたちに身近なものを紹介した絵本を選んで読み聞かせることで、さらに言葉を覚えやすくなるといいます。
【読み聞かせのポイント】
読み聞かせの際は、大人が読むだけでなく、子どもにも読み返させることで言葉を使いこなせるようになるといいます。
中村さんは「乳幼児のころから本に親しむ時間をもつことで、大きくなったときに本を読む習慣が身につくのではないか。絵本の読み聞かせを通じて親子のふれあいや絆も深まると思うので、親子で読み聞かせの時間を作って欲しい」と話していました。