宮城県警察本部 「捜査支援分析課」の発足式

事件の捜査で防犯カメラやスマートフォンなどの解析を専門的に行う「捜査支援分析課」が本部に新たに設けられ、2日、発足式が行われました。

2日、宮城県警察本部で行われた捜査支援分析課の発足式には、警察幹部などおよそ50人が出席し、原幸太郎本部長が「積み上げてきた知見を最大限生かし、高度な情報分析によって事件の検挙に一歩でも近づけるとともに、新たな犯罪に対処する備えを着実に進めていってほしい」と訓示しました。
このあと、捜査支援分析課の藏本博昭課長が「全方位に向けた捜査支援を行うとともに、分析能力の向上と捜査の合理化を図り、1人でも多くの検挙に貢献することを誓います」と決意表明を行いました。
捜査支援分析課は課長と捜査員の24人が配属され、防犯カメラやドライブレコーダー、スマートフォンに残された画像やデータの解析を行うほか、事件の発生状況や手口の分析も行います。
県警察本部では、これまで10人ほどの態勢で同じような業務を担ってきましたが、年々、客観的な証拠としてこうした画像やデータの重要性が増していることから今回、態勢を拡充し、事件の解決につなげたいとしています。
発足式のあと捜査支援分析課の佐々木徹次長は「より積極的に事件捜査に関わるとともに、県警の捜査分析技術の底上げにも努めたい」と話していました。