能登半島の高校球児を招待 仙台育英高校と交流

能登半島地震で被災した高校球児たちを励まそうと、仙台育英高校の野球部が石川県の珠洲市と輪島市にある野球部を招待して交流を深めました。

仙台育英の野球部が招待したのは、珠洲市の飯田高校と輪島市の輪島高校の野球部員合わせて31人で、27日午後1時半すぎに多賀城市の仙台育英のグラウンドに到着しました。
この交流は、仙台育英の須江航監督が13年前の東日本大震災の際に当時、指導していた系列の中学校の野球部員とともに、石川県に招かれて支援を受けたことから恩返しがしたいと企画しました。
3校の部員は、はじめは緊張している様子でしたが、歓迎のためのゲームを行って親睦を深めると笑顔で話したり拍手をしたりして交流していました。
このあと、須江監督が3校の名前と校章が入り、輪島塗をイメージした赤色と金色のTシャツを配ると部員たちは、おそろいのTシャツを着て練習を行いました。
部員たちはノックを受けながら、お互いのプレーに「ナイスプレー」とか「OK、OK」などと声を掛けて、野球を通して楽しんでいる様子でした。
飯田高校と輪島高校の野球部員は、仙台育英の野球部員などの自宅に滞在して、29日までともに過ごして練習試合や合同練習を行って交流を深めます。

【選手の声「野球楽しむ」】
輪島高校の中川直重選手は、「被災して、練習場所を確保するのも難しかったので、きょう、野球を思い切りできることに感謝していますし、仙台育英の選手たちが仲よく接してくれるので、とても楽しいです。この3日間は、全力で野球を楽しみたいと思います」と話していました。
また、飯田高校キャプテンの山田恵大選手は、「仙台に来るまで実感はわきませんでしたが、交流したり練習したりしているうちに、やっと実感がわいてきました。野球の技術はもちろんですが、野球への姿勢も学んで帰りたいです」と話していました。
仙台育英高校のキャプテン、湯浅桜翼選手は、「みんなで笑顔でプレーできてよかったです。高校野球を通じて、少しでも役に立つことができているのかなと思いました。1秒でも長く笑顔でいてもらうために、この3日間はいろんな人と交流しながら、楽しく、わいわい練習したいです」と話していました。