マッチングアプリでの交際相手から約1600万円詐取される

マッチングアプリを通じて知り合った相手からネットショッピングを利用したうそのもうけ話をもちかけられた仙台市の40代の女性が、およそ1600万円をだまし取られ、警察が詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、先月20日、仙台市太白区に住む40代の女性はマッチングアプリを通じて男を名乗る人物と知り合いました。
女性はSNSで連絡を取り合うなかでその人物と交際するようになったということですが、ネットショッピングを利用したもうけ話を持ちかけられたということです。
「商品の注文があった際に80%の値段で仕入れてほしい。客は100%の金額で購入するため20%の利益が出る」などと言われ、女性は指定された口座におよそ6万円を振り込んだということです。
その後も、インターネットのサイト上では利益が上がっているように表示されていたため、信じた女性は10回にわたってあわせておよそ1600万円を振り込んでしまいました。
女性が利益分を引き出そうとしたところ、「税金を支払う必要がある」などと言われたため不審に思い、弁護士に相談して詐欺の被害に気がついたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、マッチングアプリなど直接会ったことのない人や出会ってすぐの人からのもうけ話には簡単に乗らないよう注意を呼びかけています。