東北学院大学で卒業式 2500人が新たな門出迎える

東北学院大学で26日卒業式が行われ、県内最大規模となる大学生と大学院合わせておよそ2500人が新たな門出を迎えました。

東北学院大学の今年度の卒業生は、県内最大規模となる6つの学部の学生およそ2500人と、6つの研究科の大学院生およそ60人です。
ことしは、仙台市若林区に移転した新しいキャンパスで初めての卒業式が3回に分けて行われ、このうち、午前9時半からは法学部や工学部などの780人余りの学生を対象に行われました。
式では、大西晴樹学長が卒業生の代表に学位記を手渡した後、「卒業生であることを誇りとし、AIとの共存を図りながらも人間性豊かな未来社会の構築を目指して生き抜いていってください」と門出の言葉を述べました。
これに対し、卒業生を代表して法学部の吉川輝さんが、「大学生活で得た知識や経験、能力を生かして降りかかる困難を乗り越え、社会に貢献できるよう精進していきます」と述べました。
仙台市内で就職するという卒業生は、「楽しく過ごせた4年間だったので胸がいっぱいです。体調を崩したり就職活動で悩んだりしたときも親の背中を見て頑張ろうと思うことができたので、両親に感謝したいです」と話していました。
また、出身の秋田県に戻り、公務員になるという卒業生は、「コロナ禍でオンラインの授業が多かったですが、友人も作ることができ、楽しい大学生活でした。新社会人として、最初はうまくいかないと思いますが、めげずに頑張りたいです」と話していました。