介護事業者と技能実習生支援団体マッチング相談会

人手不足が深刻な介護分野の人材を確保しようと、仙台市で25日、県内の介護事業者が集まって外国人技能実習生などを支援している団体と受け入れ条件などを話し合う相談会が開かれました。

この相談会は、介護事業者と外国人技能実習生などを支援する団体をマッチングしようと、仙台市が企画しました。
会場には団体ごとにブースが設けられ、介護事業者の担当者が訪れて受け入れる実習生についての専門性や語学力、人材を確保するための費用などについて相談していました。
仙台市によりますと、再来年度に市内で必要とされる介護職員の数は1万7300人余りに対し、1700人ほどが不足すると見込まれるということです。
松島町の介護法人の代表者は、「4月から新入社員を3人雇用する予定でしたが、1人の入社にとどまました。これまで実習生を雇用したことはありませんが、実習生のことを詳しく教えてもらいイメージが持てました」と話していました。
仙台市がこうしたマッチング相談会を企画したのは初めてで、仙台市介護保険課の北村茂昭課長は、「丁寧な介護サービスを提供してもらうため、外国人も含めた多様な人材の確保に今後も取り組みたい」と話していました。