楽天・田中将大投手 開幕2軍スタートで調整続ける

プロ野球・楽天で、去年10月に右ひじの手術を受けた田中将大投手は、調整を続けるため、開幕は2軍でスタートすることになりました。

35歳の田中投手は、昨シーズン開幕投手を務め、24試合すべてに先発しましたが、7勝にとどまり、リーグワーストとなる11敗、防御率もプロ野球で自己ワーストの4.91と安定感を欠きました。
そして、シーズン終了後の去年10月、3回目となる右ひじの骨のかけらを取り除く手術を受けていました。
田中投手はリハビリを経て、先月のオープン戦から試合に登板して徐々にイニング数や球数を増やすなど、先発ローテーション入りに向けて調整を進めてきました。
こうしたなか、楽天の永井怜投手コーチは、オープン戦をすべて終えた24日、田中投手について、引き続き調整させるため今月中は試合に登板させず、開幕は2軍で迎えることを明らかにしました。
永井コーチは、田中投手の今後の調整について「さらにもうひとつ段階を上げるところになってくるので、球数やボールの質を話し合いながらやっている。1年を通して絶対に必要になる選手なので、体のメンテナンスをして1軍で戦える準備をさせたい」と話していました。
田中投手は、日米通算200勝まであと3勝となる197勝をあげていて、今シーズンでの達成が期待されています。