勤務先の女子中学生にわいせつ行為 男性教諭を懲戒免職

宮城県内の公立中学校に勤める34歳の男性教諭が、在籍している女子生徒に対し、勤務時間中に校舎内でわいせつな行為をしたなどとして、県教育委員会は14日付けで教諭を懲戒免職としました。

県教育委員会によりますと、この男性教諭は、去年11月15日にSNSを通じて勤務先の中学校に在籍している女子生徒と禁止されているにもかかわらず連絡先を交換し、その後、勤務時間中も含めて、校舎内や車の中などでキスをしたり抱きしめたりしてわいせつな行為を複数回にわたって行ったということです。
また、私的なメッセージのやりとりもその月の30日まで毎日、行っていて中には「キスしたい」とか「抱きしめたい」といった内容も含まれていたということです。
12月上旬になって関係者から学校に通報があったため発覚したということで、県教育委員会は14日付けで男性教諭を懲戒免職の処分にしました。
男性教諭は、教育委員会の聞き取りに対して女子生徒に好意を持っていたと説明しているということで「許されないことをしてしまったことと、被害者の将来までも傷つけてしまったことを深くおわびしたい」と話し、事実関係を認めているということです。
県教育委員会の佐藤靖彦教育長は「生徒に対する悪質なセクハラは生徒の尊厳を傷つける絶対に許されない行為で、極めて遺憾だ。教職員一人ひとりが公務内外を問わずコンプライアンスを遵守するよう徹底する」とコメントしています。