東日本大震災を記録した写真など展示 せんだいメディアテーク

東日本大震災の発生からまもなく13年になるのを前に、震災を記録した写真などを紹介する展示会が仙台市青葉区で開かれています。

展示会は震災について記録・発信している「3がつ11にちをわすれないためにセンター」が毎年、この時期に開いているもので、仙台市青葉区の生涯学習施設「せんだいメディアテーク」では震災後を記録した写真や映像、それに、市民などが残した震災への思いが紹介されています。
知的障害がある息子と仙台市で被災した橋本武美さんが去年、みずからと同じように障害がある子どもとともに被災した7人から聞き取った内容の展示では、「言いづらい、申し訳ないって思わなくていい世の中になってほしい」といった切実な思いが記されています。
このほか、「メディアテーク」の職員が震災直後から数回にわたって撮影したJR女川駅周辺の写真や気仙沼や石巻など沿岸部の様子を記録した写真も展示されています。
せんだいメディアテークの飯川晃さんは「自然災害は時を選ばすやってくるので、東日本大震災の記録に触れることで、改めてこの震災を自分事として捉えてもらい、今後の災害に備えてほしい」と話していました。
この展示会は、来月21日まで開かれています。