富谷市の新年度予算案185億円余 5年連続で過去最大に

富谷市は、新年度の当初予算案として一般会計の総額で過去最大の規模となる185億円あまりを計上しました。
公共施設の整備や文化財の発掘事業などが盛り込まれています。

富谷市によりますと、新年度の当初予算案は一般会計の総額で185億8900万円で、前の年度に比べて30億4400万円、19.6%増加し、5年連続で過去最大となりました。
富谷市では教育や子育て環境の整備に力を入れるとしていて、令和7年度に開館を予定している市民図書館や子どもが遊べるスペースなどを備えた複合施設の整備費用として11億5900万円あまり、区画整理事業の予定地で埋蔵文化財の発掘調査を行って記録保存する費用として3億7600万円あまりを計上しています。
また、引きこもりの実態把握の調査と相談事業に1130万円あまり、医療や福祉、社会参加などの地域包括ケアシステムを新たに構築する費用として99万円あまりを計上するなど、年齢や障害の有無に関わらず、誰もが暮らしやすい地域作りにも力を入れる方針です。
この当初予算案は、今月13日に採決が行われる見通しです。