ほっこりおひなさま展 白石

昔ながらのひな人形を見てほっこりとした気持ちになってもらおうと、白石市の旧商家で明治時代から昭和中期までのおよそ150体のひな飾りが展示されています。

「ほっこりおひなさま展」と名づけられたこの展示会は、白石市中心部にある大正時代の旧商家「壽丸屋敷」で毎年、桃の節句を前にしたこの時期に開かれています。
屋敷の大広間には幅が8メートルほどで7段あるひな壇が設けられ、市民から寄せられた明治時代から昭和中期までのさまざまなひな人形がおよそ150体ほど飾られています。
このほか、県内の手芸愛好家グループが着物の古着などを利用して作ったウサギや猫などのひな人形や、地元のこけし職人がつくった「こけしびな」と呼ばれる木製のひな人形なども展示されています。
訪れた人たちは思わずほっこりするようなかわいらしいひな人形を楽しんでいました。
仙台市から訪れた20代の女性は「ひな人形がたくさん並んでいてすごく迫力がありました。1つ1つの人形の表情や形も違ってどれもかわいらしかったです」と話していました。
この展示会は、白石市の壽丸屋敷で火曜日を除いて3月10日まで開かれています。