東日本大震災の伝承活動 今後の課題話し合う

東日本大震災を小学校で被災し、現在、伝承活動に取り組んでいる当時の教員や児童が、今後の活動について話し合うイベントが山元町で開かれました。

これは、震災の教訓を教育現場などで伝える方法を考えようと17日、開かれたもので、岩手、宮城、福島の小学校で被災した当時、教員や児童だった人たちが登壇しました。
参加者はいずれも伝承活動に関わっていて、はじめに現在の活動や今後の課題について話しました。
この中で、山元町の中浜小学校で当時校長だった井上剛さんは「語り部の高齢化が進み、引き継ぎが必要な状況だが無理強いはできず、伝承への深い納得と、考える時間が必要だ」と訴えました。
このあと、「伝承の未来」をテーマにパネルディスカッションが行われ、当時児童だった参加者からは「若い世代の語り部が少なくプレッシャーが大きくなっている」という指摘や、「震災の記憶があいまいでも、これからの世代に防災について考えてもらうきっかけは作れる」といった意見が出されていました。
当時、中浜小学校の3年生だった千尋真璃亜さんは「若い世代の語り部が増えてほしいが、どうすればよいか考えはまだ定まっていません。まず、自分の経験から災害にどう向き合えばよいか、精いっぱい伝え続けたいです」と話していました。