同性との婚姻届不受理で審判申し立て

婚姻届を受理しなかったことを不服として仙台市太白区に住む同性カップルが区に受理するよう求める審判を14日、家庭裁判所に申し立てました。
審判を申し立てたのは、仙台市太白区に住む小浜耕治さん(61)と、同性の79歳のパートナーです。
小浜さんはパートナーが79歳と高齢になったことから、今後の病院の手続きや相続などを考慮して結婚を望むようになり、2月6日、太白区役所に婚姻届を提出しましたが、2日後に区から受理できないという連絡を受けたということです。
このため、小浜さんとパートナーは受理しなかったことを不服として、仙台家庭裁判所に審判を申し立てました。
この中で、不受理は婚姻の自由を保障する憲法に違反するなどとして区に婚姻届を受理するよう求めています。
申し立てたあと、小浜さんが記者会見し、「全国的に同性婚を求める訴訟が行われているなか、大きな流れを作るきっかけになることを実感しています。同性カップルが制度上できないことが多くあるということが社会に認識されていない憤りを感じることもあるので、同性婚を早く実現させたいです」と話していました。

【仙台市は来年度中に新制度導入へ】
仙台市では性的マイノリティーのカップルを「結婚に相当する関係」とみなすパートナーシップ制度を来年度中に導入することにしています。
全国の自治体で導入が進められていて、20ある政令指定都市では仙台市が最後の導入となります。
制度の内容は自治体によって異なりますが、医療機関で入院中の面会を求めたり、手術の同意ができたりするほか、災害時に安否の情報提供が家族と同じように受けられ、公営住宅への入居なども可能になるケースもあります。
仙台市では現在、導入に向けて有識者による審議会が設けられ、性的マイノリティーの当事者へのヒアリングも行うなどして、制度の具体的な内容について検討が進められています。