多賀城市 新年度予算案 多賀城創建1300年記念事業など

多賀城市は、創建から1300年を迎える「多賀城」に関連した記念事業費などを盛り込んだ、一般会計の総額で269億円あまりの新年度の当初予算案をまとめました。

多賀城市によりますと新年度の当初予算案は一般会計の総額で269億7000万円と、前の年度を9億7000万円、率にして3点7%上回りました。
城跡などが国の特別史跡となっている「多賀城」は、ことし創建1300年を迎えることから、予算案では記念関連事業などとしてあわせて8億8300万円あまりが計上されています。
また、多賀城南門近くのにぎわいを創出しようとスケートボードなどができるスポーツ施設やカフェなどを併設した公園を民間事業者を公募する制度で選定し、官民が連携して整備を進める事業に2億5000万円あまりが計上されています。
多賀城市の深谷晃祐市長は「多賀城は創建1300年を迎えることから、市を発信する機会だと感じている。苦しい財政運営のなかで優先順位をつけて予算を組んだので、しっかり取り組んでいきたい」と話しています。
多賀城市の新年度の当初予算案は今月6日に開会した定例市議会で審議されます。