複合施設音楽ホールの基本計画中間案 仙台市が公表

仙台市が「せんだい青葉山交流広場」に新たに整備する複合施設の音楽ホールについて、舞台を囲むように可動する観客席を設けることなどを盛り込んだ基本計画の中間案を公表しました。

仙台市は、地下鉄の国際センター駅の北側にある「せんだい青葉山交流広場」に音楽ホールと東日本大震災のメモリアル施設の複合施設を建設する予定で、2031年度中の開館を目指しています。
これまで市は、オペラなどが上演できる2000席規模の大ホールや、震災の教訓を伝える展示スペースなどを備えた施設をつくる基本構想をまとめ、より具体的な基本計画の策定にあたってきました。
市は基本計画の中間案をこのほど公表し、音楽ホールについて、観客と演奏者の一体感を生むために舞台を取り囲むように可動式の観客席を設けるとしています。
市によると観客席を可動式にして形を変えられる2000席規模のホールは、国内では初めてでオペラやクラシックなど多様な使い方ができるようになるということです。
また、震災のメモリアル施設は東日本大震災をはじめ、さまざまな災害を乗り越えてきた仙台市の歴史を振り返られるようにして、人々が行き交う施設にしたいとしています。
市はこの中間案について、2月下旬からパブリックコメントを募集する予定です。