仙台市 インフル・新型コロナとも感染者増加 

仙台市では今月28日までの1週間にインフルエンザの感染者数が前の週に比べておよそ1.4倍増えて3週連続の増加となりました。
同じ人が2回感染しているケースもあるということで市が注意を呼びかけています。

仙台市では、44の医療機関が市内5つの区にある保健所の各支所に感染者数を報告し、その結果を公表しています。
それによりますと、今月22日から28日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は940人と、前の週に比べて276人、およそ1.4倍増え3週連続の増加となりました。
1医療機関あたりの感染者数は21.36人でした。
仙台市の担当者は「これまでA型が主流だったが、B型が検出され始めている。一度、A型に感染した人が再び感染しているケースもあり注意が必要だ」と話しています。
また、新型コロナウイルスの1医療機関あたりの感染者数は15.14人で、前の週を4.5人上回り、こちらも感染者数は1.4倍ほど増えています。
一方、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の1医療機関あたりの感染者数は1.81人で、前の週と比べて減りましたが警報レベルが続いています。
仙台市の担当者は「インフルエンザも新型コロナも増加傾向が続いている。引き続き、換気や手洗い、必要に応じたマスクの着用など基本的な感染対策をしてほしい」と呼びかけています。