郵便局と駅の窓口業務を一体運営 東北で初 JR作並駅

仙台市にあるJR作並駅で、郵便局と駅の窓口業務を一体で運営する取り組みが始まりました。
この取り組みは東北地方では初めてです。

郵便局と駅の一体運営が始まったのは、仙台市青葉区にあるJR仙山線の作並駅です。
日本郵便とJR東日本によりますとこの地域では、施設の老朽化で去年7月に作並郵便局が閉局したほか、利用者の減少などから、去年3月に無人の駅となった作並駅の管理が課題となっていました。
こうしたなか、住民からの要望を受けて作並駅に新たに「作並簡易郵便局」を設置し、それぞれの窓口業務を一体で運営していくことになりました。
業務は委託を受けた仙台市の企業が行っていて、初日の24日は、早速、利用者が列をつくり、職員が対応にあたっていました。
郵便局と駅の窓口業務の一体運営は、千葉県内の駅に続いて全国で2例目、東北では初めてです。
利用した70代の女性は「車の免許を持っていないので遠くの郵便局まで行くことがたいへんでした。新しく郵便局が開局してうれしいです」と話していました。
日本郵便東北支社の小野木喜惠子支社長は「今回の窓口設置を通じて利便性の向上とともに、観光地である作並で新たににぎわいを創出できる場にもなってくれればと思います」と話していました。