選挙に関心を 大学生が高校生に仕組みなど教える 多賀城

若い世代の人たちに選挙に関心を持ってもらおうと大学生が高校生に選挙の仕組みなどを教える出前授業が18日、多賀城市で行われました。

この授業は、若者の投票率向上に取り組む大学生などでつくるNPO団体と多賀城市の選挙管理委員会が企画したもので、多賀城市の多賀城高校ではまもなく選挙権を持つようになる2年生およそ280人が参加しました。
授業では、大学生が講師役になり選挙の仕組みなどを説明していました。
また、大学生が立候補者役になった模擬投票が行われ、高校生たちはそれぞれの政策を聞きながら投票していました。
大学生たちは、去年行われた県議会議員選挙で若い世代の投票率が低かった現状を伝え、投票の大切さを訴えていました。
参加した女子生徒は「模擬投票で自分が投票した人が当選しました。自分の意見が反映されることを実感できました」と話していました。
出前授業を行った「NPO法人ドットジェイピー」の栗原千佳さんは「自分が初めて投票に行ったときはよく分からなかった選挙の仕組みを、高校生が学ぶいい機会になったと思います」と話していました。