仙台市のインフルエンザ感染者数 5週ぶり増加

仙台市では、今月14日までの1週間で、インフルエンザの感染者数が5週ぶりに増加しました。
学校などの集団生活が再開することで感染が拡大する可能性もあるとして、注意を呼びかけています。

仙台市では、44の医療機関が市内5つの区にある保健所の各支所に感染者数を報告し、その結果を公表しています。
それによりますと、今月8日から14日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は、446人と前の週(415人)に比べて31人増え、5週ぶりの増加となりました。
1医療機関あたりの感染者数は10.14人で、注意報基準値の「10」を上回っています。
仙台市は、冬休みが終わって学校などの集団生活が再開することで、感染が拡大する可能性もあるとして注意を呼びかけていて、換気を行ったり症状がある場合はマスクを着用したりして対策を講じるよう呼びかけています。
一方、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の1医療機関あたりの感染者数は2.78人で、前の週(2.11人)に比べて0.67人増加し、警報レベルを継続しています。
また、新型コロナウイルスの1医療機関あたりの感染者数は6.11人で、前の週(3.32人)を2.79人上回りました。
仙台市の担当者は「感染が広がる可能性もあり、安心できる状況ではない。手洗いやうがいなどの基本的な感染対策に加え、こまめな換気を行ってほしい」と呼びかけています。