黒塗りの個人情報が音声ソフトで… “町は謝罪と説明を”

5年前、亘理町で中学2年生の男子生徒が自殺し、町の第三者委員会がまとめた調査報告書について、町のホームページで公開された際に個人情報が漏えいしていたことを遺族が15日、会見を開いて説明しました。

2019年3月、亘理町の吉田中学校に通っていた2年生の男子生徒が自殺し、おととし、町の第三者委員会は「男子生徒へのいじめ行為はあったが、それが自殺を引き起こしたとは確認できなかった」とする調査報告書をまとめました。
これについて男子生徒の父親が会見を開き、報告書が町のホームページに公開された際に、遺族の名前や住所のほか学校の生徒や教員の名前、あわせて19人分の個人情報が記載された黒塗り部分が、6日間にわたって音声関連のソフトで読み上げられる状態になっていたことを説明しました。
当初、遺族が求めるまで、町がこの問題を公表していなかったとして、父親は「事の重大さを理解していない、ひどい対応だ」と述べ、町に対して会見を開いて謝罪と納得のいく説明をするよう求めました。
町によりますと、黒塗りにして公開しても音声関連のソフトで読み上げられてしまうことを把握していなかったことによるミスだったということです。
町は「遺族などには個別に謝罪をしており、職員の研修を行って再発防止にも取り組んでいる。遺族の要望については今後話し合っていきたい」とコメントしています。
男子生徒の自殺をめぐっては、遺族の求めに応じて新たに調査委員会が設けられ、再調査が進められています。