仙台市 福祉サービス事業所への給付金事務で新たなミス

仙台市は、障害のある人に福祉サービスを行う事業所への給付金をめぐり、払いすぎや給付額が少ない過少給付のミスが見つかった問題で新たに1400万円あまりの払い戻しや追加支給の対応が必要になったことを明らかにしました。

この問題は、仙台市で、交通状況が十分でない山あいの区域で福祉サービスを行う事業所や心身に重い障害がある人に福祉サービスを行う事業所などへの給付金で払いすぎや過小給付のミスが見つかったものです。
おととし12月までの過去5年間で払い戻しや追加支給の対応が必要な金額は2億460万円あまりにのぼっていました。
これについて仙台市は、去年1月から6月分についても追加で調査を行ったところ、同様のミスが見つかり、新たに1400万円あまりの払い戻しや追加支給の対応が必要になったことを明らかにしました。
市は、職員の理解不足やチェック体制が十分でなかったことが原因だったとして、チェックリストの作成や職員向けの研修をすでに行っていますが、今後は人員体制の見直しも進めていくということです。
仙台市障害福祉部の清水充部長は「改めて関係する利用者、事業者のみなさんに深くおわび申し上げるとともに再発防止を徹底していきます」と話していました。