来年スウェーデンでふるまう 大学生が仙台みそ使った芋煮作り

仙台市の大学では、来年、海外の人たちに仙台みそを使った芋煮をふるまうことになり、21日、学生などが専門家の指導を受けながら芋煮作りに挑戦しました。

仙台市にある宮城学院女子大学では学生たちが来年2月、福祉政策などを学ぶ研修でスウェーデンを訪れ、仙台みそを使った芋煮を作り、「日本・宮城の食文化」として紹介することにしています。
このため21日は学生や教員およそ10人が芋煮作りに挑戦しました。
この中で宮城県味噌醤油工業協同組合の担当者からみその合わせ方などの作り方を指導してもらい、100食あまりの芋煮を作っていました。
また、「仙台みそは大豆を蒸して作ることでうまみがでる」ことや「伊達政宗が作ったとされ400年以上の歴史がある」などと教えてもらい、学生たちは現地で紹介する際のポイントを確認していました。
芋煮作りに参加した学生は「自分たちだけで作れるか不安はありますが、現地ではまだ芋煮は知られていないと思うのでおいしいと言ってもらえるよう準備したい」と話していました。
また、宮城県味噌醤油工業協同組合の横山充洋専務理事は「ちょうど輸出戦略を考えていたところで良い機会だ.学生たちの力を借りて北欧に広まるきっかけになってほしい」と話していました。