ウクライナ避難民小学校で交流 石巻

ウクライナから石巻市に避難している60代の女性が市内の小学校を訪れ、学校で集められた募金を受け取るとともに子どもたちと交流しました。
交流を行ったのは、ロシアによる侵攻を受けて、去年から石巻市に避難している、ウクライナ北部のチェルニヒウ州に住んでいたイリナ・ホンチャロヴァさん(64)です。
イリナさんは、石巻市立開北小学校を訪れ、まず、「ウクライナの子どもたちが笑顔でクリスマスを過ごせるように」と学校で子どもたちや保護者から集められたウクライナへの募金を受け取りました。
この募金は、ウクライナで小学校教員だったイリナさんがことし6月に子どもたちと交流したことが、きっかけで企画されたものでイリナさんは感謝の言葉を伝えていました。
このあと、イリナさんの趣味だという習字で交流し、児童たちに見守られながら、イリナさんが「希望」という字を書きあげると、児童たちから大きな歓声が上がりました。
イリナさんと交流した小学6年生の女の子は、「ウクライナで子どもたちが困っていると聞いて募金してよかったです。お菓子やごはんを買ってもらえたらと思います」と話していました。
イリナさんは、「日本人のサポートが私にとってとても重要です。先生や子どもたち、保護者の方に感謝します」と話していました。