JR東日本のダイヤ改正 新幹線19本を臨時から定期列車に

JR東日本は、新型コロナの影響で利用者の状況に応じて運行を判断していた東北新幹線と秋田新幹線の列車の一部を来年3月に定期列車に戻すと発表しました。

東北新幹線と秋田新幹線は、新型コロナで利用者が減った影響で、去年3月のダイヤ改正であわせて31本が定期列車から臨時列車に変更され、利用者の状況に応じて運行が判断されてきました。
これについて、JR東日本東北本部は、新型コロナが5類に移行し利用者が戻りつつあるとして、来年3月16日に行うダイヤ改正で、臨時列車の一部を定期列車に戻すと発表しました。
内訳は、東北新幹線の「はやぶさ」が7本、「やまびこ」が10本、秋田新幹線の「こまち」が2本のあわせて19本です。
また、ダイヤ改正に合わせて山形新幹線で新型車両「E8系」の運転を開始することも発表しました。
東京と山形の間と東京と新庄の間で合わせて1日3往復の運転で、現在の「E3系」と比べて一部の区間で時速が275キロから300キロに引き上げられるということです。
JR東日本東北本部モビリティ・サービスユニット小野哲哉マネージャーは「利用者の状況は回復傾向にあるので、ダイヤ改正や新型車両の運行でさらに多くの方に利用していただきたい」と話していました。