商業施設で不審者対応訓練 仙台

刃物を持った不審者にどう対応するか、商業施設の警備員などが学ぶ訓練が仙台市で行われました。

JR仙台駅西口にある商業施設と警察が合同で行った訓練には、施設から警備員や従業員など6人が参加しました。
訓練は、刃物を持った不審者が施設に入ってきたという想定で行われ、まず、不審者役の2人が案内窓口の担当者に刃物を突きつけながらどなり声で脅しました。
通報を受けて警備員などが駆けつけると、刃物を振り回す不審者の動きをさすまたなどを使って止めました。
そして、警察官が到着すると、警備員が逃げたもう1人の不審者の特徴などを説明していました。
訓練のあと、警備員は警察官からさすまたの使い方を学び、顔に向かって突き出して威嚇したり、足を狙って転ばせたりすることが有効だと教わっていました。
商業施設の警備責任者は「緊張感のある訓練で、いざというときは真っ先に対応しなければならないと身が引き締まる思いがした。今後も訓練を続けていきたい」と話していました。