「東北絆まつり」を大阪・関西万博に 企画書提出

仙台市の郡市長は記者会見で、再来年開催される大阪・関西万博に東北6県の祭りが一堂に集まる「東北絆まつり」を出展する意向を示しました。

郡市長は「できれば『東北絆まつり』を出展できないかと考えている。ほかの市長たちも、そのような意向を持っている」と述べ、実施主体の『博覧会協会』に企画書を提出したことを明らかにしました。
東北絆まつりは、東日本大震災からの復興を願い、東北6県の祭りが一堂に集まって各県で毎年、順番に開かれているもので、大阪・関西万博で披露することで各国からの支援に感謝の意を伝えるとともに、復興が進んでいる姿を示すねらいがあるものと見られます。
5月下旬から6月上旬のうちの5日間にわたって東北のイベントを開き、各県の観光や特産品などをPRするブースを設けるほか、このうち2日間はパレードを行い「東北絆まつり」の踊り手たちが会場を練り歩くということです。
一方、郡市長は、仙台市中心部の「仙台第一生命ビル」の建て替えを巡り「仙台にとって、新たな活力を生み出すことにもなり、大いに期待している」と述べ、再開発を後押しする市のプロジェクトを通じて大規模な区画整理や再整備が進むことに期待感を示しました。