フードバンクに玄米を寄付 角田の生産者グループ

物価高騰などで生活に困っている人たちの支援に役立ててもらおうと、角田市の生産者グループが、食料支援を行う県内のフードバンクに540キロの玄米を寄付しました。

寄付をしたのは、角田市で米を生産する農家のグループで、地域の高齢化や担い手不足などで米の生産が出来なくなった田んぼを活用して玄米を育て「みやぎ生協」のフードバンクに寄付する取り組みを2018年から毎年、行っています。
4日は角田市にあるJAみやぎ仙南の施設で、生産者の代表、加茂昭一さんがみやぎ生協の理事長、冬木勝仁さんに目録の代わりとなる小さな米俵を手渡すセレモニーが行われました。
今回、寄付された玄米は540キロで、早ければ今月中にも支援団体を通して東北6県の児童養護施設や子ども食堂、それに生活に困っている世帯などに配られるということです。
みやぎ生協のフードバンクの担当者、小澤義春さんは「生協の取引先とのつながりをいかし、食品の有効活用を目的とした取り組みになります。困っている多くの人たちに、このお米を食べてもらいたいです」と話していました。