ゼビオアリーナ仙台に通年アイスリンク 羽生さんも期待の声

仙台市にある多目的アリーナの「ゼビオアリーナ仙台」に、通年で使用できるアイスリンクが開設されることになり、28日、仙台市と改修を担う民間企業が協定を締結しました。

締結式は、改修を行う民間企業「ゼビオホールディングス」と仙台市の郡市長が出席して行われました。
それによりますと、現在、仙台市内には通年で使用できるアイスリンクが1か所しかなく、コンサートや屋内スポーツを行う多目的アリーナとして使用している仙台市太白区の「ゼビオアリーナ仙台」を通年で使用できるアイスリンクとして整備することで、アスリートの練習環境の改善につながると期待されています。
整備されるアイスリンクは、縦30メートル、横60メートルとフィギュアスケートの国際規格に対応するとしています。
また、バスケットボールなどの屋内競技も併用できるようにして、ゼビオホールディングスが指定管理者となることを条件に、改修後に施設は仙台市へ寄付されます。
工事は、来年度中に着工し再来年度には使用できる状態にすることを目指しています。
締結式では、仙台市出身でプロスケーターの羽生結弦さんが「自分と同じように、この街でフィギュアスケートをやりたいと思う次の世代が1人でも多く生まれることを期待しています」とビデオでメッセージを寄せていました。
郡市長は「より高いレベルを目指す選手にとって練習環境の充実につながる」と話していました。