仙台市長 “パンダ誘致” さらに推進へ

ジャイアントパンダの誘致を進めている仙台市の郡市長は、今月、公明党の山口代表が最高指導部の1人と会談した際、前向きな回答が得られたという連絡を受けたことを明らかにし、誘致活動をさらに進める考えを示しました。

仙台市は、震災からの復興のシンボルとして、2011年から仙台市太白区の八木山動物公園にジャイアントパンダを誘致する活動を進めています。
誘致を巡っては、今月、公明党の山口代表が中国共産党の最高指導部の1人で、序列5位の蔡奇政治局常務委員と会談した際、誘致についての郡市長からの親書を手渡していました。
28日の会見で仙台市の郡市長は、親書には、震災後、子どもたちに笑顔を届けたいという思いで誘致を進めていることや、八木山動物公園は希少動物の繁殖技術に優れていることなどを書いたとしたうえで、公明党からは会談の中で、仙台市が候補地の1つとして挙がっていたという連絡があったことを明らかにしました。
仙台市の郡市長は「震災のあとからずっと、パンダで子どもたちに笑顔にしたいという思いで活動していきた。ほかにもパンダの誘致を掲げているところもあるので、今後も関係機関と連携していきたい」と述べ、誘致活動をさらに進める考えを示しました。