県内地銀に定期預金の金利引き上げの動き

このところの長期金利の上昇を踏まえて、県内の地銀では定期預金の金利を引き上げる動きが出ています。
このうち七十七銀行では27日から期間が5年の定期預金の金利がこれまでの35倍にあたる0.07%に上がります。

七十七銀行によりますと、金利が引き上げられるのは、いずれも期間が5年の「スーパー定期」、「大口定期」、「半年複利型定期」です。
これまでの金利はいずれも0.002%でしたが27日から35倍の0.07%に上がります。
定期預金の金利引き上げは2007年以来16年ぶりです。
七十七銀行は「市場金利の上昇を踏まえて、引き上げを判断した。これをきっかけに多くの人に定期預金を利用してもらいたい」としています。
一方、仙台銀行も11月20日に定期預金の金利を引き上げました。
引き上げられたのはいずれも期間が5年の「スーパー定期」と「大口定期」で、いずれも0.002%が50倍の0.1%に上がりました。
定期預金の金利引き上げは2008年以来15年ぶりです。
定期預金の金利の引き上げはこのところの長期金利の上昇を踏まえた対応で本格的な金利の上昇を見据えて預金を確保しようという動きが県内でも広がっています。