厚い皮と強い香り 「雨乞の柚子」販売会 柴田町

旬を迎えた「ゆず」やその加工品を販売する催しが宮城県柴田町で開かれました。

柴田町の雨乞地区では、山の中腹におよそ400本のゆずの木が自生していて、その実は皮が厚く香りが強いことが特徴で「雨乞の柚子」と呼ばれる町の特産品です。
地元の生産組合は、旬を迎えたゆずの魅力を多くの人に知ってもらおうと、毎年この時期に催しを開いていて、26日は町内の船岡城址公園に特設のテントを設置し、販売会を行いました。
会場では、収穫したばかりの新鮮なゆずの実のほか、ゆずを使った調味料やつくだ煮や砂糖漬けなどが店頭より2割ほど安く販売されました。
訪れた人たちは、生産者においしい食べ方や調理のしかたなどを聞きながら次々と買い求めていました。
仙台市から訪れた50代の女性は「『雨乞の柚子』のさわやかな風味が好きで買いに来ています。ジャムにして食べるととてもおいしくていい気分になります」と話していました。