10月の仙台市の消費者物価指数 前年比3.8%上昇

家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる仙台市の消費者物価指数は、先月、生鮮食品を除いた指数で去年の同じ月より3.8%上昇しました。
食品の値上げなどが続いていることが主な要因で前の年の同じ月を上回るのは2年4か月連続です。

総務省によりますと、先月の仙台市の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として108.6となり、去年の同じ月を3.8%上回りました。
前の年の同じ月を上回るのは2年4か月連続です。
物価上昇の主な要因は食品の値上げで、「生鮮食品を除く食料」は前の年の同じ月より8.9%上昇しました。
具体的には牛乳や卵、バターなどの「乳卵類」が21.7%、緑茶やコーヒー、炭酸飲料などの「飲料」が12.3%、弁当や冷凍食品などの「調理食品」が10.9%、ようかんやケーキなどの「菓子類」が10.5%、それぞれ上昇しました。
一方、「生鮮野菜」もこの夏の記録的な暑さの影響で品薄になったものがあり、27.4%上昇しました。
値上がりはこのほかの身近なものでも続いていて、マスクや紙おむつなどの「保健医療用品・器具」は15.9%、ティッシュペーパーなどの「家事用消耗品」は12.4%上昇しました。
一方、エネルギーは政府の負担軽減策の効果などで「ガス代」は13%点3%、「電気代」は10.6%それぞれ下落し、下落傾向が続いています。