“大麻グミ”食べて仙台で男性搬送

大麻に近い成分の名前が表示されているグミを食べた人が、相次いで体調不良を訴えている問題で、仙台市でも今月、30代の男性が同じようなグミを食べて体調不良を訴え、病院に搬送されていたことが消防などへの取材でわかりました。

東京や大阪などでは、ことしに入ってから、大阪の会社が製造しているグミを食べた人が病院に搬送されるなど体調不良を訴えるケースが相次いでいます。
この会社が製造したグミの袋には「HHCH」=ヘキサヒドロカンナビヘキソールという、法律で規制されていない大麻に近い成分の名前が書かれていて、これらのグミに法律で規制された指定薬物と同じような毒性がある疑いがあるということです。
仙台市消防局などへの取材によりますと、仙台市でも今月、30代の男性が同じようなグミを食べて体調不良を訴え、病院に搬送されていたということです。
症状は重くなかったということですが、麻薬取締部などは食べたいきさつなどについて確認を進めることにしています。
一方、この問題を巡っては、20日、東北厚生局の麻薬取締部などが仙台市の店舗の立ち入り検査を行った結果、袋に「HHCH」と書かれたグミなど十種類以上が見つかり、東北厚生局はこの店舗に対し、成分の検査結果が出るまでの間、販売を停止するよう命令を出しました。