台風19号で被災 丸森町の災害公営住宅で初の住民交流会

4年前の台風19号で甚大な被害を受けた丸森町で、ことし7月にできた災害公営住宅の住民と、近くにある町営住宅の住民が交流する初めての催しが開かれました。

丸森町は、4年前の台風19号で土砂崩れや堤防の決壊が相次ぎ、11人が死亡するなど甚大な被害を受けました。
ことし7月には最後の災害公営住宅となる神明北住宅が完成し、19日、この災害公営住宅と、近くにある町営住宅の住民が交流する初めての催しが開かれました。
役場の職員やまちづくりを支援する団体のメンバーなども加わってあわせて10人あまりが参加し地域の課題などについて話し合いました。
住民たちからは、再び災害が起きたときに取り残される人がいないよう、支援が必要な人の情報を共有すべきだとか、花壇やゴミ出し場の管理はお互いに協力しあって行っていきたいといった意見が出ていました。
災害公営住宅に住む60代の女性は「互いに助け合えるようほかの住民とふだんから積極的に関わりたい」と話していました。
この催しを開いたまちづくりを支援する団体「東北まちラボ」の橋本大樹代表理事は、「きょうの会合で課題が見えてきたので、今後は一緒に解決策を考えていきたい」と話していました。