“LGBTQ+” 理解訴えるパレード 仙台

性的マイノリティーの人たちやその支援者たちが性の多様性への理解などを訴えるパレードが、19日、仙台市で行われ、およそ200人が市の中心部を行進しました。

「みやぎにじいろパレード2023」と名づけられたこの催しは「LGBTQ+」と呼ばれるレズビアンやゲイなど性的マイノリティーの当事者やその支援者らが企画しました。
性の多様性への理解や当事者たちへの差別や偏見のない社会の実現を街を行進しながら訴えるもので、スタート地点の仙台市青葉区の「肴町公園」には200人以上が集まりました。
参加者たちはシンボルとなっている虹色の旗やプラカードに記された「誰もが自分らしく暮らせる地域を目指して」「1人は1人じゃないよ」などのメッセージを掲げながら市中心部の1.8キロをおよそ1時間かけて練り歩き、沿道の人たちに多様性への理解を呼びかけました。
パレードの実行委員会の松井しおり共同代表は「居合わせた人が手を振ってくださるなど温かい雰囲気を感じました。仙台市で同性パートナーシップ制度の議論が始まるタイミングで、制度が無くて困っている人の姿を見てもらえてよかったです」と話していました。